ご覧頂くのは7月15日に岡山国際サーキットにて開催されたＴｉｐｏオーバーヒート ミーティング2012のバトルロイヤルスプリントレースに参戦したスピードウェルの マーチとＰＡＯの勇姿である。この年に一度の熱いイベントは昨年よりＳＷ１１型Ｐ ＡＯ（1100ccボアアップエンジン搭載）で参戦。今年は2年目を迎え、ＰＡＯに加え また一台マシンを追加した。そのマシンは初代マーチである。この初代マーチである が、単なるマーチではなくなんと日本一速いマーチで有名で、あたしの恩師である城 野氏（元ティレルＦ１メカニック）が手掛けた6年連続マーチレースタイトルカーな のである。と前振りはココまでだが、バトルロイアルスプリントレースでは、フェ ラーリ、ポルシェというスポーツカーからマーチ、ＰＡＯという一般大衆車のすべて のクルマが参加することが許され、いわゆる異種格闘技戦である。そもそもフェラー リ、ポルシェなどに勝とうなどこれぽっちも思わないが、それが上位陣はリタイヤの 嵐によりレース結果では勝っている。完走するだけで勝ってしまう。と姑息なことば かり考えてはいないが、真剣に周回を積み重ね2台ともファイナルフラッグを受けて 見事にレースを終えた。最新のスポーツカーの背中を追うマーチとＰＡＯ、その勇姿 はまさしく逸品である。