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今回ご覧頂くのは、ここ半年のうちにスピードウェルで製作が行われたPAOのスナップである。数々のオーナーが依頼されそれぞれがご自慢のパオとなるよう、スピードウェルにある引き出しをこそこそと出しているうちにいろんなパオのいろんな仕様が出来上がっている。すべてが同じパオというクルマの形であるのに対し、実はそれぞれのクルマに個性があり、十人十色の感覚が非常におもしろい。外装のフォグランプのプロダクトやトップ生地の素材感。内装のステアリングハンドルの仕様やメーターやダッシュパネルの装飾など、どれをとってもこだわりのあるマテリアルでセンス良くおごられている。誰もが観察して面白い、欲しい、美しいなど感じていただけるようにバランスを取りながら製作が進められたクルマにはオーナーのみならず通りすがりの人でさえうらやましく思えるだろう。オーナー独自のセンスとスピードウェル独自のこだわり。これぞまさしく逸品である。