日産ラシーンミニチュアカー開発物語。

日産ラシーン海写真 日産パオ テラコッタ
2012.8.14
日産ラシーン
ミニチュアカー開発物語
2012年6月株式会社国際貿易より日産RASHEENの1/43ミニチュアモデルが発売された。 実はこのミニチュアモデル、発売にあたってスピードウェルも一部の開発に関わらせて頂いており 随時その模様はブログでもチラチラと情報を発信していたのだが、ここで改めて発売を記念して 日産RASHEENのミニチュアモデル開発秘話をご紹介したいと思います。
開発のはじまり:株式会社国際貿易
緊張の初対面
日産RASHEENのミニチュアモデルの開発は株式会社国際貿易(以下国際貿易) よりスピードウェルに開発の協力要請があったわけでは無く、国際貿易さんが RASHEENのミニチュアモデルを開発すると言う事を聞きつけ、遡る事2010年夏に、 是非とも協力させて頂きたいという旨を申し出たことから始まった。 余計なお世話だったかもしれないが、国際貿易さんを始めスピードウェル、 そしてラシーンファンに納得していただける作品が出来たのではと自画自賛している。 そんな素晴らしいモデルを作る国際貿易さんは東京都は葛飾区に本社を構えた歴史ある企業だ。
国際貿易とラシーンの初打ち合わせ
そんな国際貿易の営業担当の小山氏がはるばる大阪の片田舎に位置するスピードウェルまで ご来店頂いた。余談だが東京から大阪まで打ち合わせでこられる事で国際貿易さんの 日産RASHEENのミニチュアモデル開発の本気度が伺える。そしてスピードウェルとの 一回目の開発打ち合わせとなった。 1/43スケールという小さな世界にこめられたこだわりある RASHEENミニチュアモデルは、果たして一体どういうものなのか。まずは第一回打ち合わで時の RASHEENのミニチュアモデルのプロトタイプからご覧いただこう。
日産RASHEEN ダイキャスト試作
小山氏曰く、この時点でもいろんな箇所の手直しなどで、概ね1年くらいの歳月をかけて 煮詰めているとのこと。一つの部位の修正にも多大な時間がかかるため、開発のほうは トライ&エラーの繰り返しだという。この時点ではボディーは若干のデフォルメはあるが 日産自動車で採寸させて頂いたデーターそのもの。 1/43スケール 日産RASHEEN 前期モデル(平成6年〜平成8年) 開発中のため、無塗装のダイキャストモデルだ。このような開発段階のモデルは一般には お目にかかれない企業秘密であるもの。フロントグリル廻りは鋳型からくり貫くという方法 で製作されるから、くり貫けない部位だけを別パーツでおこすという手間が加えられている。 それが功を奏したのか、ヘッドライトとフェンダーの合い口やボンネットとグリルの隙間など、 より実車に近い風合いを引き出している事が伺える。
RASHEENリアビュー
ボンネットの上部のリブ形状なども実車の実寸に従い寸法出しが行われており、とてもリアルだ。 ガラス越しにはダッシュパネル上部が伺えるが、助手席側ダッシュパネル上部のくぼみまで再現され 内外装ともにリアリティーあふれる工作が施されている。
RASHEENサイド
ラシーンのボディーの形は四角いと皆そう口をそろえて言う。しかしただ四角い、だけでは古い車に 見えてしまう。そして、求められたのがラシーンエクステリアデザイナー平林俊一氏が持つ、 すこしRのある『やわらかい直線』だった。それは一見すれば直線のように感じるわけだが、 すべてが真の直線でない。その平林氏の持つやわらかな直線でラインを描くことにより、 平成の時代に対する『新しい四角』が出来上がったのである。ボディーのテールからフロントまで の側面のラインはその代表的なもので、少し弧をえがくようなかっこうでストレートにも取れる ラインがRASHEENがカッコいいといわれる、その所以なのであろう。こういう部分は型を製作される モデラーさんが非常に難しく感じるところであることには間違いない。
RASHEENホイール
側面からの撮影。ボディーのラインは実車そのもの。今回のモデルのホイールはホイールキャップ製 のものであるが、アルミホイールが取り付けられる形状のモデルも開発されるというから、楽しみだ。
RASHEEN背面タイヤのステー
1/43スケールともなれば、複雑な形状などは胡麻化されがちだが、ホイールまで細かく再現され 細部の穴は貫通している。さらに履いているタイヤのパターンまで気を使っているようだ。
RASHEEN背面ルーフレール
後正面姿見(すがたみ)。なんと、背面タイヤのステーの形状までもが、実車さながらに曲げが施されているというから、 誰もが息を飲む仕上がりに、とそう言えるだろう。背面タイヤカバーも純正のグレードや仕様により柄が変わる。
RASHEEN背面ルーフレール形状
小山氏に気になる造形を実車を交えてチェックして頂いた。ルーフレールなどはプラスチックで成形すると どうしてもその材質上とその細かさから形状を確保することが容易ではない。
RASHEENモデル毎のパーツや色
小山氏とRASHEENのルーフレールの形状の話。 実はラシーンのルーフレールの形状は、真直ではない。ラシーンの天井のRにあわせ、ルーフレールの 中央部はボディーの横外、上へと若干のRがつけられ、視錯覚によりストレートに見えるようにデザイン 側から施されていた。 ミニチュアモデルはこの時点でもかなりの精度であるが、細かな指摘をアドバイス しつつも、このミニチュアモデルとは実写そのものを縮小しただけでは成立しないものでもある。 それは原寸サイズを見る時の角度とミニチュアモデルを見る時の目線が大きく違うことから、実車を縮小しただけ では視点の違いが違和感となって見えてしまうのだろう。そこでミニチュアモデルには若干のデフォルメが 求められる。このデフォルメの度合いや箇所・方法こそがミニチュアモデルの善し悪しを決めるのかもしれない。 ここでは慎重にその辺についても検討された。もちろん製作・製造過程の制限もある。その制限も加味しより ラシーンファンに納得していただける形を追求している。
モデル毎のパーツや色
皆さんもご存知の通りラシーンには前期型/後期型またカラーバリエーションなどを含めると多くのモデルが 存在する。そのモデル毎のパーツや色についても確認作業が行われ、また売れ筋のカラーなども確認され、 第一回の打ち合わせが滞りなく終了した。
RASHEENモデル毎のパーツや色
無事に打ち合わせも終わり、最寄りの駅までお見送りさせて頂いたのですが小山氏の支柱に激突するという 関東のギャクを披露していただきました。
ギャクを披露後の小山氏の最高の笑顔でお別れとなった。
ラシーンデザイナー監修
日産ラシーンをデザインした平林俊一氏
ミニチュアモデルの開発とあって、それはラシーンデザイナー平林俊一氏にも 是非ともご覧頂かなければならないということで、スピードウェルは平林俊一氏に お時間を頂き、隅々までご覧頂くコトとなった。
日産ラシーンデザイナーの平林俊一氏とミニチュアモデルの検討。 発売から17年という時が流れ現代にミニチュアカーとして発売されるということで、 スピードウェルはその国際貿易さんが開発するミニチュアモデルの資料を提出。 デザイナーからの視点も踏まえ、いろいろとお話しを頂戴した。
さすがに細部まで細かくチェックされる平林俊一氏。特に実車ではフロントフェースの仕上げに たいそうな時間を費やされた経緯もあり、真剣な眼差しで資料をご覧になられた。
モデル、グレードなどのチェックも行われる。
平林氏のさりげないこだわりがラシーンそのものであるわけだが、一つのパーツにそれぞれに 開発のドラマが隠されており、今回は貴重なお話をたくさん頂いて、さらにミニチュアモデルの 開発の参考にさせて頂いた。やはりネックはそのやわらかい直線であり、四角くて丸いという 相反するデザインをどれだけ表に打ち出せるかが決め手となる。
ホビーショーデビュー!!
第50回全日本模型ホビーショーが開幕
2010年10月15、16、17日に第50回全日本模型ホビーショーが千葉県の幕張メッセで開催され、 国際貿易のブースが出展するということで応援に駆け付けた。ここでは第一回打ち合わせでの 修正点がいくつか行われた、さらにカラー塗装されたプロトタイプが展示されるとの事だ。
では第50回全日本模型ホビーショーの模様をご紹介しよう。
千葉県にある幕張メッセ9ホールだ。あたしたちは朝5時に会社を出発。始発の新幹線でぶっ飛ばして 9時半に到着した。この日は、一般のご来場者は入場は出来ない。そんな特別な日に国際貿易より招待状を 頂いていたから興奮気味だ。
当日は10時開場となるため、誰よりもいち早く今回ご協力させて頂いた、株式会社国際貿易のブースへ 足を運ぼうとしたのだが。
第50回全日本模型ホビーショーの開会式が執り行われた。会場には緊張が走るなか、オープニングセレモニーが始まる。
田宮模型の社長を筆頭に大御所によるテープカットが執り行われた。まさに、50回目という節目にふさわしい開会式。 回りを見渡せば、玩具屋さんや、模型屋さんや、雑誌の編集社の方々ばかり。
ところ狭しと、新作のホビーや模型、玩具が展示されている。しかし、あたしの滞在時間は1時間とリミットが 掛けられており、いち早く国際貿易のブースへ。
こちらが国際貿易のブースだ。特にハイエンドモデルでは何十万円とするミニチュアカーが陳列されていたが 一番入り口の目立つ位置にRASHEENが飾られていた。
ここで国際貿易の小山氏が明るい笑顔であたしたちをお出迎えしてくれた。その後ろに飾られているのがRASHEEN である。今回は、全てのカラーは間に合わず、ホワイトとブラックとレッドという3色がお披露目となった。 前回、小山氏がスピードウェルにお邪魔して頂いた時のルーフレールの改善案は見事に通ったようで、 製造過程とデザインとを高い次元で合わせるコトが出来たようだ。
スピードウェルで当時のカラーと、さらに実車からサンプリングしたカラーの色見本を 国際貿易さんにお送りしたもの。現段階はまだカラーの開発途中である。
ホワイト、ブラック、アクティブレッドは製品として玩具屋さんが受注出来るようになっていた。が その他のカラーは以前開発が始まったばかりで、参考出品程度に留められている。この時点で一車種で 9色のカラーが発売されるという、まさに未踏の開発である。
今回は応援で駆けつけたのはもちろんだが、きちんとミニチュアモデル開発の仕事もさせていただいた。 それは日産ラシーンのボディカラーの純正色の提供だ。実はラシーンは発売から15年もの歳月を経ているため、 発売当時のカラーと現在流通している車のボディーカラーとでは経年劣化の退色により若干色味が発売時と 異なるである。そこでスピードウェルでは車両の純正色を復刻再現し、当時のカラーサンプルを提供させて いただいた。色見本としては確実なモノとなり、今回発売されるRASHEENモデルのカラーサンプルとして お使いいただけるわけだが、ここで国際貿易企画・開発チームリーダーの石田氏とのお話のなかで色々なヒントが 浮かび上がった。
開発の石田氏。モデルのこだわりと意気込みはだれにも負けてはいない。
実車は太陽光の下で見た時の色が本来の色となり、ミニチュアモデルは室内の電灯の下で 見た色が本来の色となる。実車さながらのカラーをミニチュアモデルにペイントしてもそれが 実車の色と呼べる、ことではないということになる。これも形のデフォルメならぬ色のデフォルメと言えよう。 今回のカラーのこだわり(落としどころ)は室内で見て(ミニチュアサイズに落とし込んで)さらに、 陰や光の入る面積などを計算して本来の実車らしいカラーリングに調整するということだ。 これはミニチュアモデルを製作にあたってもっとも神経を使う作業の一つで、この後の開発でも悩まされる カラー開発となるようだ。
ラシーンが開発された!と、イベントでは大盛況となり 第50回全日本模型ホビーショーは無事に閉幕した。
ボディーカラーの開発
2011年2月2日 国際貿易の開発・石田氏と営業・小山氏が東京からわざわざスピードウェルにお越し頂いき 第3回の開発ミーティングが始まった。ホビーショーから更なる改良がくわえられ、今回はスピードウェルで 製作を行ったカラーチップを参考に国際貿易のコダワリを踏まえ調色がおこなわれた色見本(カラーサンプル) が持ち込まれ、さらに実車とモデルの見え方の違いなどを検証する。
あくまでも色味の確認なのでカラーサンプルはメルセデスベンツのボディに塗装されいるが色味の確認という ことなので問題はない。 では、早速スピードウェルが提供し国際貿易で開発された色味をご覧頂こう。
ワインレッド、サンドベージュ、イエロー、ライトブルーは調色の大詰めを向かえているが ブルー、シダーグリーンはまだ少し遠いようだ。このようにして、少しずつ改善を加えてミニチュアカーが 完成するわけであり、ミニチュアモデル一つが莫大な労力と時間を費やして製作されていることを知ってほしい。
サンドベージュのラシーンに色見本を載せた様子。車両に忠実なカラーリングになったようだ。 これはもうラシーンファンには間違いなくうなずけるカラーリングである。
小山氏に日陰に移色見本を持ってもらった。これは一番クルマの色味が出るのである。さらにこの実験が今回行いたかった唯一の目的でもあった。 それはどういうことかと申せば、ミニチュアカーは特に室内にて楽しむものである。その室内を想定すると、自動車のように太陽はさんさんと浴びることなどなく、 いかに室内にて自然光を浴びた状態のカラーリングに仕上げるかが、重要になってくるということだ。
自然光にあびた車両と室内を想定した色見本の様子。どうだろう車両は温かみのある色に見え色見本はウス 暗くみえてしまう。どれを基準にしてカラーリングを合わせれば良いか、それが一番難しところだが、こだわりの場所でもある。 塗料はドイツのラルという規格物を使用し調色を施してきたからかなりマッチしてきているようだ。
石田氏と小山氏の情熱は図り知ることは出来ない。今回は比較検討が出来たことで非常に前進したようだ。
色見本を室内で見たのと同じカラーで製作するとかけ離れた感覚になる。これほど、人間の目は曖昧であり複雑である。 現時点ではサンドベージュとライトブルーあたりが非常に近くなってきた。
カラーリングの開発は大詰めを向かえる。今回のこのラシーンミニチュア事業は、実車を細かく分析し人間味をプラスした 非常に素晴らしいモデルが出来上がることだろう。本来であれば今頃には販売が開始されるはずだったが、 このようなこまかな打ち合わせと共にこだわりを持って進められているから、少し遅れが出ているようだ。 しかし、完成すればその理由が必ず理解できるであろう。
日産ラシーンミニチュアモデルの完成
株式会社 国際貿易 製造 LUMYNO(ルミノ) 1/43スケールモデル 2010年10月の全日本模型ホビーショーで プロトタイプが株式会社 国際貿易のブースでお披露目されて以来、その後の仕上がりはいつになるのか、 首を長くしながら待ちに待っていたが遂に発売される日がきたから先週、国際貿易の小山氏より連絡を頂き、 完成しましたということで、そしてその製品をだれより一足お先にお送りしてもらった。 製作の指揮を握る国際貿易の石田氏は今回のそのラシーンの素晴らしいフォルムとカラーリングに本当に尽力 つくされ、そのことによりラシーンファン達の心は奪われるコト間違いない。 (フォルムは日産自動車よりデーターを頂いて、さらにミニチュアカーらしくデフォルメされており そして、カラーリングは一台づつ実車に合わせて忠実に再現されている。) イエロー、ブルー、アクティブレッド、ブラックは前期モデル。 ホワイト、シダーグリーン、サンドベージュ、 ライトブルー、ワインレッドは後期モデル。 さらにタイプ1,2のグレード、限定車グレードといろいろなバリエーションが存在し、 コレクター泣かせのバリエーションが位置についた。
遂に発売発表
第51回 2012年静岡ホビーショーが開幕
今回はイエロー、シダーグリーン、ブルーの公式発表ということでありスピードウェルもますます力が入り 静岡ツインメッセの国際貿易さんのブースに応援を込めてお伺いさせて頂いた。
それでは静岡ツインメッセで開催された第51回静岡ホビーショーをご覧頂こうと思う。 今回はその5月17、18日はプレスリリースの日であり、あたしはその日に 行く予定であって、 そして国際貿易の石田氏とお会いできるはずであったが、あいにくその日は岩手県にいたわけで、 19日の一般公開日に伺った。19日は朝の始発近くの新幹線で一路静岡へ、そして到着と同時に 超満員のご来場のみなさまの渦に巻き込まれてしまったから、あまり写真を 撮ることがままならず、 月間スピードウェル5月号でさらに詳しくアップしているからそちらも楽しみにして頂きたいと思う。
国際貿易製 日産RASHEEN 『イエロー』 1/43スケールモデル  5月発売予定とあり価格は税込み5千円也。 このカラーは本当に物凄く実車に忠実に再現されており、 素晴らしく仕上がっていた。そして石田氏の苦労が伺える。モデルは前期タイプ2グレードであり、 特徴は天井のルーフレールと リヤに装着されたスペアタイヤだ。
国際貿易製 日産RASHEEN 『ブルー』 1/43スケールモデル こちらも5月発売予定とあり価格は税込み5千円也。 こちらのカラーも写真では解り辛いだろうが、 実車と同じ感覚。 当時はドラえもんカラー(ドラえもんがラシーンの発売当初のキャラクターだった) とそう呼ばれたカラーである。 前期モデルのタイプ1グレードであり、特徴は天井のルーフレールや リヤのスペアタイヤなどが付いていない。 元祖ラシーンと言えば一番解りやすいだろうか。
国際貿易製 日産RASHEEN 『シダーグリーン』 1/43スケールモデル こちらも5月発売予定とあり価格は税込み5千円也。後期モデルのシダーグリーン色。ラシーンの中では 非常に希少性のあるカラーリング。ホイールなども忠実に再現されていることにより益々の臨場感が 彷彿とされている。
遂に出来上がりましたよとお声をおかけ頂いた小山氏には感謝。しかし1/43スケールモデルとは手のひらサイズ。 そっとガラスケースなどに入れながら楽しむ、大人のモデルである。
カメラを覗く人にカメラを覗くあたしは畑からみればどう見ても基地外かもしれないが、 当日はモデルに向かってビシバシ撮影が行われているコトを伺うと大反響のようだ。
国際貿易のみなさま撮影ご協力ありがとうございます。こうして第51回静岡ホビーショーは大盛況をもって 幕を下ろす。本当に17年前に発売された車がミニチュアモデルとして登場することはファンにとって 非常に喜ばしい事であり製作された国際貿易様には感謝であります。
株式会社国際貿易にお邪魔しました。
まだまだ続く!?国際貿易さんとスピードェルのコラボレーション。
株式会社国際貿易より日産RASHEENのミニチュアモデルの発表発売が無事に行われ一段落したところで、 今度はスピードウェルが東京都は葛飾区に本社を構える本社を見学させていただきました。
国際貿易本社ビル。駐車場にPAOが留まっているが、それはあたしのPAO。
石田氏、小山氏との開発ストーリーを伺った。
一つずつモノのこだわりが存在するから、ぜひ見て感じてもらいたい。
後期モデル ライトブルー タイヤカバーなどもこだわりの一つ。ラシーンは細かくデザインが異なるから モデラーを泣かせる。
後期モデル サンドベージュ
後期モデル ワインレッド
色々話しが盛り上がり次の企画を考えようという事で話がまとまった。まだ、詳しいお話はできないが もしかすると国際貿易さんとスピードウェルからそれは面白いモデルの発表があるかもしれない。 乞うご期待である。話が盛り上がったところで、株式会社国際貿易さんの沢山のモデルが収納されている 倉庫を見学させて頂くとことなったのでその模様をご覧いただこう。
鎮座するのはそのラシーンのモデルが梱包された箱群。いよいよ出荷である。
スピードウェルに発送されるもの。ここで余談だが、モデルは一色づつ400個の 限定商品であるから注意が必要だ。国際貿易さんからは限定商品と謳うと即完売となるため、 差し控えられている。
あとがき
この度は株式会社国際貿易が製作する日産ラシーン 1/43スケールミニチュアモデルの開発段階よりご協力させて頂けたことがとてもうれしいことでした。さらに、ラシーンデザイナー平林俊一氏にご覧頂いたこと、カラーリングの開発でスピードウェル社内でも再度色について検討したことなどを経験に今後にラシーンの魅力をさらに皆様に伝える事が出来るならこれ以上ありません。そして、ラシーンファンの方には必ずお喜びいただける事間違いない、ラシーンミニチュアモデルを是非ともあなたのモノにして頂ければ幸いです。