今回より自傷写真家に加わったJULIO氏の写真は、広角レンズを駆使しPAOと空間とバランスに
対する表現が特徴である。普段はマミヤの6×6の白黒を駆使しているが今回はFuji X-Proのデジタルで撮影現像した。月刊スピードウェル本邦初となる縦位置での撮影も含まれており、表現の自由がそこで2倍以上に広がっている。寄りながら抽象的に見せず、引きながらシャッターを押し続ける『良ければ引け』という精神により写真表現の本当の美しさに挑戦している。これぞまさに逸品である。
photo art : JULIO
photo art : JULIO