苺パオちゃん 日産パオ

ご覧頂くPAOの諸元だが、平成2年式の1000cc。オーナーのPAOに対する思い入れは深 く、 レザーシートのステッチの一本から細かく色や太さまでもが選定。一見純正風に見え る色合いだが、 この色合いには深い意味があった。それはオーナーは農家であり、さらに細かく言う と将来になる イチゴ農家に似合う仕上がりを施されたのだという。 内装の色やキャンバストップのカラーからそれらが連想するのも容易であろう。今回 の製作にあたり注目の点は ご覧の通りホイールやキャンバストップ、レザーシート、ダッシュの張替えなどであ る。 まずはホイール。純正のオプションでもあったアルミホイールを彷彿とさせる感覚で 仕上げるため、ラッカーフィニッシュが施され、ホイールナットにはこれまた貫通型 ではなく美しく見せるためクラシカル鍍金が施されたナットを使用。 スピードウェル社もさりげなくコダワリを追加する。 お次に天井をご覧ただきたい。ドイツからの輸入品であるジャーマントップを惜しみ 無く投入。この色は スピードウェル社でしか手に入らないと言われる特別なブラウンだ。さらにはコダワ リのレザーシートやダッシュ張替え。 すべてがイチゴ農家というキーワードの元に製作され、オーナーの思いの色に仕立て 上げられて行く。 ライフスタイルを演出するパオがココに在り、これぞまさしく逸品である。